みなさんは毎日の食事に、どのくらいお味噌を使った料理を食べていますか?
和食が好きな人は、味噌汁を毎日飲むのが当たり前ということもあるかもしれませんね。
私は夕食に味噌汁を作ったり、時々炒め物で調味料として使っています^_^
そんな日本人になじみのあるお味噌の成分には、女性を美しくする栄養素が豊富に含まれていたり、病気の予防にも効果を発揮するとのこと。
そこで今回は、
どんな病気の予防に効果を発揮するのか
女性の綺麗をサポートする成分
についてまとめましたのでご紹介します。
Sponsored Links
目次
味噌の栄養成分について
お味噌は、大豆、麹(こうじ)、食塩からつくられています。
主な主原料は大豆ですが、昔から大豆は「畑の肉」と呼ばれ、良質なタンパク質が多く含まれているそうです。
しかもお肉と比べて食物繊維や不飽和脂肪酸の量が多く含まれており、反対に肉に多いコレステロールは大豆にはないのだそうです。
また、お味噌は麹を使った発酵食品ですが、大豆を発酵させると、アミノ酸やビタミンが多く作られるので、さらに栄養に優れたものになるのだそう。
さらに、人の生命を維持するのに必要不可欠な必須アミノ酸が8種類、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなど、非常に栄養に富んでいます。
<みその栄養成分>
●炭水化物●たんぱく質●脂質●ビタミン(B1、B2、B6、B12、K、E、ナイアシン、葉酸、パントテン酸)●ミネラル(ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅)●食物繊維(一価不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)
引用:赤堀博美著 2012/10『カラダにおいしい健康みそ汁レシピ』誠文堂新光社
私たちが普段何気なく食べているお味噌に、こんな素晴らしい栄養が豊富に含まれているなんて驚きですね!
また、味噌、醤油、納豆などの発酵食品は、他の大豆製品とは違い、発酵熟成するあいだにアレルギーを起こさない物質になるそうです。
そのため大豆アレルギーの方でも安心して食べられるそうですよ。
スポンサーリンク
味噌の栄養効果を知って、病気の予防や健康に役立てよう!
医学がまだ未発達だった昔の時代から「みそは医者要らず」といわれ、健康に良い食品だということが分かっていたそうです。
現代では、お味噌が健康に効果のあることが医学的に明らかになっています。 では、どのような病気の予防に効果があるのでしょうか。
高血圧や糖尿病を防ぐ効果
大豆たんぱくと味噌の成分中に
食品タンパク質由来の高血圧防止ペプチドがあることが発見され、
味噌には血圧を下げる効果があることが証明されています。
また、メラノイジンと呼ばれる味噌の褐色色素には糖分の吸収速度を遅くし、
食後の血糖の上昇を抑える働きのあることがわかっており、糖尿病を予防する効果が期待できるようです。
毎日の味噌汁で胃がんを予防
1981年に、国立がんセンター研究所の平山雄博士の調査により、
「みそ汁を飲む頻度の高い人ほど、胃がんによる死亡率が低い」というデータが明らかになったそうです。
特に男性で、みそ汁を全く飲まない人は、毎日飲む人の1.5倍も胃がんによる死亡率が高くなるとのことです。
大腸がんを防ぐ効果
なんと大豆に含まれる食物繊維は、ごぼうやさつまいも、キャベツよりも多いのだそうです。
さらに、大豆に含まれる食物繊維は水にとけないものが多く、
繊維が水分を吸収して膨らむことで便通をうながしてくれるので
大腸がんの原因となる有害物質や余分な脂質の排泄に貢献してくれるのだそうです。
乳がんにかかりにくくなる
厚生労働省の研究班が、みそ汁や豆腐、納豆などの大豆製品の摂取量と乳がんの発生率の関係を10年間にわたって調査を行った結果、
「みそ汁の摂取が多いほど、乳がんになりにくい」とわかったそうです。
「1日一杯未満」の人よりも、「1日2杯」では26%、「3杯以上」では40%も乳がんの発生率が減少するのだそうです。
放射性物質を除去する効果
1945年の長崎原爆投下で被爆された、聖フランシスコ病院の院長、秋月辰一郎さんさんは、
被爆後に味噌醤油の倉庫を病院として使っており、毎日味噌汁を飲んでいたために原爆症が発生しなかったとのこと。
その後、広島大学原爆放射線医学研究所の伊藤明宏博士によるマウスを使った実験で、「味噌には放射線物質を除去する効用がある」ことが証明されたということです。
お味噌がこんなにも私たちの健康に良い働きをしてくれるなんて、とてもありがたい存在ですね!
私も以前通っていた鍼治療の先生に「お味噌は放射性物質を除去してくれるよ」と聞いて驚いたことを思い出しました^-^
スポンサーリンク
女性の健康をサポートしてくれるお味噌の栄養成分とは?
お味噌が健康に役立つことが分かりましたが、
さらにお味噌の栄養成分には体調を調節する素晴らしい機能があり、それが女性を美しくしてくれるとのこと。
ではどのように美しくしてくれるのか見ていきましょう!
女性らしさをサポート
女性ホルモンは年齢が上がるにつれ減少していきます。
お味噌に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので、女性らしい体つきや美肌を作ることをサポートしてくれるそうです。
老化防止
味噌にはサポニンやルテリオン、メラノイジンといった抗酸化成分が豊富に含まれています。
この抗酸化成分の働きにより、細胞脂質が酸化するのを抑え、老化を遅らせてくれるのだそうです。
ダイエットをサポート
味噌にはダイエットに良い成分が色々含まれています。
レシチンは、中性脂肪の燃焼をうながし肥満予防改善に役立つ成分です。
ギャバは、空腹感を抑えてくれる神経伝達物質です。
サポニンは脂肪の吸収を抑えてくれるうえ、腸内環境を整えて老廃物の排出をうながしてくれます。
そして、ビフィズス菌が好んで食べるオリゴ糖が大豆にたくさん含まれるため、さらに腸内環境を良くしてくれるそうです。
美肌をサポート
味噌は麹を使った発酵食品でしたね。そのため食物酵素が豊富に含まれています。
酵素は、美肌アンチエイジングダイエットなど女性に嬉しい働きを色々持ちあわせた栄養素になります
お味噌の関連記事はコチラ!
お味噌の種類や特徴の違いについて
-
味噌の種類や特徴について(色や味の違い、塩分、だしとの相性)など
スーパーのお味噌コーナーへ行くと、様々な種類のお味噌がたくさんありますよね。 パッと見ただけではどれを選んだらよいのか迷ってしまいませんか? そこで今回は、 味噌の種類や特徴(色や味の違い)につい ...
お味噌の賞味期限や保存方法のポイントについて
-
味噌の種類で賞味期限はどのくらい違うの?開封後の保存方法のポイントもご紹介!
お味噌が安売りされていると、ついまとめ買いしたくなりますよね。 でも、賞味期限が気になるし、まとめ買いしても大丈夫かな・・なんて思ったことはありませんか? また、一人暮らしの方は調味料の減りが遅いとい ...
いかがでしょうか。
お味噌はこんなにも栄養があり、様々な病気予防に貢献してくれる頼もしい存在だったのですね。
私は今回でお味噌に対する見かたが大きく変わりました。
こんなに身体に良い働きをしてくれるなら、食べないと損だと思いました^_^
これからは毎日の食事に、お味噌汁を意識して取り入れていこうと思います!
それでは今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
<参考文献> 赤堀博美著 2012/10 『カラダにおいしい 健康みそ汁レシピ』 誠文堂新光社 |
<参考文献> 柏井久深子編 1999/6 『味噌』 柴田書店 |