お雑煮の地域による特徴の違いと具の意味や由来について紹介します

投稿日:2017年7月12日 更新日:

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お雑煮はお正月に欠かせない料理ですよね。

私はお雑煮を食べるとなんだかおめでたい感じがして嬉しくなります(^∇^)

皆さんのご家庭ではどのようなお雑煮が登場しますか? お雑煮は地域や家庭によって様々な違いがあるようです。

そこで今回は、 お雑煮の地域によって異なる特徴と、由来や具の意味などについてまとめましたのでご紹介します。

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お雑煮の由来について

お雑煮の由来はいくつかの説があるようですが、

今回は「武家社会における儀礼料理」と「年神様からのさずかりもの」という2つの説を紹介します。

 

武家社会における儀礼料理説

まず、この説においての説明は次のようになります。

雑煮を元来は武家社会における料理であり、餅や野菜、乾燥食品などを一緒に煮込んだ野戦料理だったのではないかと考える説。

引用:雑煮 ウィキペディア

この野戦料理が作られた背景に、昔からすでにお正月にはお餅料理を食べる習慣が存在していたことが関連しているとみられています。

昔は雑煮のことを「烹雑(ほうぞう)」と呼んでおり、「烹」は「煮」と同じ意味を持ち、様々な種類の材料を煮る料理とされていました。

そして、武家の礼法として、食事をとる行為に儀式的な意味合いを持たせていたそうで、

この「烹雑(ほうぞう)」もしだいに武家社会において儀式化していったということです。

やがてそれが一般庶民にも食べられるようになったとみられています。

 

年神様からのさずかりもの説

昔は、その年の魂(生きる力や気力)は年神様から分けていただくと考えられていたそうです。

年神様は鏡餅に宿るとされており、年神様の「御魂(みたま)」が入った餅玉を、

お年魂」として家の主人が家族に与えたとされるのが、今も残る「お年玉」の風習にあたります。

このようなことから、お雑煮に入ったお餅を食べることにより、

年神様の「年魂(としだま)」=「生きる力や気力」を分けてもらおうというわけです

 

お雑煮の具(餅)の意味について

次は、お雑煮には必ず入っている具材のお餅についての意味を紹介します。

先ほどお雑煮の由来についての説明で、お餅は年神様の「年魂(としだま)」になるとありました。

そんなお餅は、ハレの日に食べられる食材でもあります。

ハレの日とはどのような日かといいますと・・・

ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼年中行事などの「非日常」

引用:ハレとケ ウィキペディア

折り目・節目を指す概念である。

引用:ハレとケ ウィキペディア

とされています。

晴れの舞台(一生に一度の大事な場面)」や「晴れ着」などにも使われているあの「ハレ」です。

そんなハレの日に食べるお餅には稲の霊が宿っており、食べると生命力が与えられるとされる、とてもおめでたい食材なのだそうです。

私は昔からお正月や色々な行事で食べられるお餅ってなんだかおめでたい感じがする食材だなと思っていましたが、そのような意味があったのですね!納得です^-^

 

地域によって異なる特徴とは?

江戸時代から東京のお雑煮は、すまし仕立てが主流。

江戸は武家中心社会だった為、「失敗する」と同じ意味の「みそをつける」を嫌っていたからといわれています。

このような風潮は、昔から商人文化で栄えた関西までは及ばず、白味噌仕立てが主流になります。

 

中に入れるお餅は丸餅角餅に分かれます。

丸餅は円満の象徴であり、切り餅は武士が戦へ携帯するために考えだされたのが庶民の間で浸透していったと考えられています。

 

それでは、北海道から沖縄まで日本全国で食べられているお雑煮の、地域による違いや特徴について紹介します。

北海道・東北地方(北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)

山形以外の地方は角餅を焼くのが主流。

山形のみ角餅・丸餅や、焼く・煮るなど様々です。

北海道は、先祖の出身地によっていろいろなお雑煮があります。

東北地方は、豊かな海や山の幸をだしに生かし、イクラや山菜などが入り、この土地ならではの味となっています。

宮城県仙台市の焼きはぜ雑煮


出典:https://www.jalan.net/news/article/126818/

関東地方(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)

江戸文化を継承している関東地方は、焼いた角餅に醤油味のすまし仕立てが主流。

地鶏や特産品の青菜、浅草海苔、かんぴょうなどで彩を添えます。

関東のお雑煮


出典:https://www.jalan.net/news/article/126818/

中部地方(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知)

餅は焼く・煮るの両方あり。新潟は名産の鮭、長野はブリが入ります。

魚や肉を使う県は具だくさんで、シンプルなだし使いの県は具を少なく餅の味が強調されます。

すまし汁の地域が多いですが、福井は京文化の影響により味噌仕立てになります。

長野県の塩ぶり雑煮


出典:https://cookpad.com/recipe/479543

近畿地方(三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)

公家や町人で栄えた文化をもつ京都を中心に、丸餅を煮て白味噌仕立てにするのが主流の地域。

餅の大きさや形、数などは家の歴史により違うということです。

京都のお雑煮


出典:https://cookpad.com/recipe/479543

山陰・山陽地方(鳥取、島根、岡山、広島、山口)

煮た丸餅を使うのが主流で、地域によりすまし派味噌派に分かれます。

日本海側では小豆を使ったお雑煮を食べる地方もあります。

島根県のお雑煮


出典:https://grapee.jp/278358

四国地方(徳島、香川、愛媛、高知)

いりこだしや川魚を干しただしを使うことが多いそうです。

地域によりすまし派味噌派に分かれます。

大根などの根菜を使うほか、徳島では青海苔、高知では潮江かぶなど、その土地ならではの素材を使います。

香川県のみ、全国でも珍しい、あん入りの煮た丸餅を使います。

香川県のお雑煮


出典:twitter.com

九州・沖縄地方(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)

地域により、丸餅・角餅や、焼く・煮ると両方あり。味付けもすまし派味噌派に分かれます。

だしは各県さまざまで、するめ、あご(とびうお)、いりこ、エビなどが使われます。

また、だしにするめを加えることも多いそうです。

沖縄はお雑煮文化がなく、だしや具にソーキ(豚スペアリブ)を使うなどオリジナルに作られます。

沖縄県のお雑煮


出典:YouTube.com

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各地域や各家庭によって、様々な表情を見せるお雑煮。

それは、歴史や文化の違いによって築き上げられたからなのですね。

あなたのご家庭では、お餅の形や味付けはどのようになっていますか?

各家庭ごとに歴史があるお雑煮文化を、これからも大切にしていきたいですね。

<参考文献>
今井朗子ほか編
『別冊家庭 画報完全保存版
家庭画報のお正月しきたりと料理』
世界文化社.

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