ひな祭りは桃の節句と呼ばれる、女の子の幸せを願う大切な行事ですね。
そこで今回は、雛人形を飾る時期や片付ける時期についてご紹介します。
2023(令和5年)年はいつ頃が良いのかも参考になさって下さい!
そろそろ雛人形を出そうと考えている方の参考になれば嬉しいです。
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目次
雛人形はいつ出す?2023年(令和5年)は?
地域にもよるのですが、
いわゆる「雛人形を出す日」というのは無いようです。
ですが、
出す日のに最適な日、縁起が悪い日はあるので
気づいたら縁起が悪い日に飾ってしまった!ということのないように、
これからご紹介する最適な日を確認してから
ひな祭りの準備をするようにしてくださいね♪
雛人形を飾るのに最適な時期①「立春」
大切にしまっておいた雛人形は、大体いつごろから飾るのが良いのでしょうか?
雛人形を飾るのに最適な時期は、
大安
雨水
これらの日に出すと良いとされています。
「立春ていつだっけ?」「雨水って何?」
など、色んな疑問があるかと思いますので、
これから少しご紹介しますね!
立春とは
地方にもよりますが、雛人形を飾るのに最適な日は
立春から2月中旬にかけての天気が良い日とされています。
立春とは、二十四節季(にじゅうしせっき)の1番目に来る「立春(りっしゅん)」の事を指しています。
※二十四節季とは、季節を24等分に分けて それぞれの日に季節を表す名前を付けたもの。他には、「夏至(げし)」や「秋分(しゅうぶん)」などがある。
出典:Wikipedia-「二十四節気」
このような季節の変わり目(節目)にあたる日はとても縁起が良いとされているんですよ。
立春は、節分の翌日の2月3日~4日頃で、節分の日に豆をまいて鬼退治(邪気を取り除く)をした次の日なので、縁起が良い日とされています。
厄払いをした後の綺麗になった家に飾るから縁起が良いわけですね♪
さらに雛祭りは春をお祝いする行事でもあるため、
春の気配が立ち始める立春の日を待ってから飾るのが良いとも言われています。
2023年(令和5年)の立春は、2月4日(土)です。
雛人形を長く飾って楽しみたい方は、立春の日を選んでみてはいかがでしょうか^^
雛人形を飾るのに最適な時期②「大安」
大安とは、カレンダーや手帳などに記されている「六曜」の中の一つです。
六曜とは、歴注(暦に記載されている日付の吉凶や運勢)を6種類で示した曜で、
「大安」の他に「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「赤口」があります。
中でも大安は六曜の中で一番縁起が良いとされており、
「大いに安し」
「万事に進んでよし」
という意味を持つため、
その日1日中何をしても物事が順調に進むという大変縁起が良い日と言われています。
そのため、天気が良い立春以降の大安の日を選んでお雛様を飾るという方も結構多いようです。
2023年(令和5年)の立春より後の大安はいつ?
それでは、2023年(令和5年)の立春以降の大安の日をご紹介します!
2023年(令和5年)2月の大安の日
2月1日(水)2月7日(火)2月13日(月)2月19日(日)2月23日(木)
地域によっては4月3日が雛祭りという場合もあるようなので、3月の大安の日も記載しますね。
2023年(令和5年)3月の大安の日
3月1日(水)3月7日(火)3月13日(月)3月19日(日)3月25日(土)3月31日(金)
雛人形を出す日に決まりはないものの、
せっかくなので縁起が良い日にお雛様を出してあげて、気持ちよく春を迎えたいですね♪
特に初節句では縁起を担ぎたいと考えるご家族は多いはず。
可愛い娘さんの成長を願い、大安の日を選んで飾られてはいかがでしょうか^^
雛人形を飾るのに最適な時期③「雨水(うすい)」
「雨水ってなに?」
「梅雨の時期と関係ありそうだけど」
なんだか春の行事とは関係がなさそうにも思える「雨水」とは一体何なのか、
簡単に説明しますね。
これは二十四節季(にじゅうしせっき)の2番目に来る、雨水(うすい)の事を指しており、
雨水とは、寒さも峠を越え雪が溶け始めるころで、春の訪れが楽しみになる時期の事です。
先ほど「立春」でも説明しましたが、
季節の変わり目(節目)にあたる日はとても縁起が良いとされています。
そんな「雨水」の日に雛人形を飾ると、
良縁に恵まれる
良い伴侶に巡り合う
と言われています!
2023年の「雨水」の日は2月19日(日)です。
さらに、2023年の雨水の日は「大安」!
大安の特徴は上記にも記載しているように、
その日1日中何をしても物事が順調に進む縁起が良い日
なので、
「幸せな結婚をして欲しい」「良縁に恵まれて欲しい」
という方はぜひ2月19日(雨水の日)に飾る事をオススメします^^
実は六曜は時間帯によって吉凶が変わります。
「大安」以外の日でも、吉となる時間帯を選んで飾るようにすれば大丈夫です!
気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
「先勝」→午前中は吉、午後2時~6時までは凶
「友引」→朝は吉、昼は凶、夕方は大吉
「仏滅」→1日中安静が必要
「大安」→1日吉
「赤口」→11時~13時まで吉、それ以外は凶
雛人形を出すには縁起が悪い日はいつ?
雛人形を出すのに縁起が良い時期がわかりましたね。
次は、逆に縁起が悪いとされる日をご紹介します。
ズバリそれは、3月2日です。
調べてみると、ひな祭りの行事は3月2日の晩から始まり、4日までの計3日間あるとのこと!
ひな祭りの3日間は、
3月2日(前夜)→「宵節句」「宵祭り」
3月3日(当日)→「本節句」
3月4日(翌日)→「裏節句」「送り節句」「裏祭り」
このようにひな祭りは3月2日から始まっているので、
2日にひな人形を出しては遅いわけです。
また、ひな人形には厄払いの意味があることをご存知でしたか?
雛人形の由来は、子供に降りかかる災いを人形に移す形代(かたしろ)信仰からきているので、厄払いの意味も込め
雛人形を3月2日から1日だけ飾ること※(一夜飾り)は避けた方が良いとされているのです。
一夜飾りの意味
門松などを大晦日(おおみそか)に飾りつけること。年神(としがみ)に対して誠意に欠ける、また、葬儀の準備を連想させるとして忌む。
引用:コトバンクより「一夜飾り」
このように悪いイメージを持つ「一夜飾り」は避けたほうが良さそうですね(^_^;)
形代(かたしろ)になってくれる内裏雛にきちんと感謝して、長く飾ってあげたいですね♪
雛人形の意外と奥が深い由来とは?詳細はコチラから↓
ひな祭りの起源や由来 意味とは?雛人形や桃の花を飾るのはなぜ?
雛人形はいつまで飾る?片付ける時期について
ひな祭りが終わると、
「雛人形っていつまで飾れるの?」
「いつ頃までに片付ければいいの?」
「しまうのに向いていない時期もあったりするのかな?」
など、雛人形を片付ける時期について気になりますよね!
実は、雛人形を出す日に決まりがないように、片付ける日にも、これといって決まりはないようです。
ただし、遅くても3月中旬頃までに片付けると良いと言われています。
また、「絶対この日に片付けましょう」という決まりはないものの、
少し気をつけたほうが良い事や
片付けるのに向いている時期などがあるので簡単にご紹介しますね!
雛人形を片付ける時期①「天気が良い日」
雛人形を片付ける時に気をつけたい事は、
「天気が良い日に片付けること」!
と言うのも、高級な雛人形には正絹やレーヨンの使用量が多く、
雨降りや曇の日のジメジメした日にしまうと湿気をたくさん吸ってしまうため
カビやシミになりやすいと言われてるからです。
雛人形を長く楽しむ為にも、
湿気の少ないよく晴れた日を選んでしまうようにしてくださいね。
雛人形を片付ける時期②「啓蟄」
「啓蟄(けいちつ)」とは、
先ほどの二十四節気(にじゅうしせきっき)の説明にも登場した「雨水」の次にあたる時期のこと。
冬の寒さから身を隠し、穴の中にじっとこもっていた生き物たちが
春の陽気で温まった大地を感じて目を覚まし、隠れていた穴から出てくる様子を意味しています。
「啓蟄」も季節の節目にあたるので縁起が良いとされている日です!
2023年の「啓蟄」は3月6日(月)です。
ただし、その日は六曜では「仏滅」にあたります。
雛人形を片付ける日にもこだわりたいという方は
参考にされてみてください♪
雛人形をしまう時期が遅れると、婚期も遅れる?
「3月3日を過ぎたらすぐに雛人形を片付けないとお嫁にいけない」
という噂を一度は聞いたことがあるかと思いますが、
実は、その噂は迷信のようです!
どうやら、
「片付けも出来ないだらしない子は立派な女性になれず、結婚できませんよ!」
という、躾(しつけ)の意味が込められた言い伝えだったようです。
とはいえ、昔の人の教えは大切にしたいもの。
ぜひお子さんにも言い伝えを説明しながらご一緒に片付けをされてみてください♪
ちなみに地域によっては旧暦の4月3日まで飾る場合もあるようです。
その場合は4月中旬くらいまでを目安に片付けましょう。
雛人形を出す時期・しまう時期まとめ
これまでをまとめると、
雛人形を出すのに最適な時期(2023年版)
雛人形を片付けるのに最適な時期(2023年版)
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以上、「雛人形はいつ出す?2023年(令和5年)はいつが良い?いつまで飾る?」についてご紹介しました!
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