ひな祭りといえば一般的には3月3日をさしますが、地域によっては全く違う時期だったりします。
驚くことに、1月に飾る地域や8月に飾る地域も!
今回は、雛人形を飾る時期や期間の違いを関東地方・関西地方・九州地方に分けてご紹介します。
あなたの地域では、雛人形はいつから飾りますか?
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目次
雛人形を飾る時期や期間が地域によって違うのはなぜ?
雛人形を飾る時期が地域によって違うのは、
新暦を活用している地域と旧暦を活用している地域があるためです。
新暦とは
地球が太陽の周りを回る周期を基に作られた暦法で、太陽暦(グレゴリオ暦)と呼ばれている。
旧暦とは
月の満ち欠けの周期と太陽の動きを参考にして、閏月(うるうづき)を入れて月日を定めている暦法。太陽太陰暦(天保暦)と呼ばれている。
北海道~関東地方では、年中行事に新暦を用いる事が多く、ひな祭りも新暦の3月3日に行われます。
関西地方では、ひな祭りは旧暦を用いるようで、旧暦3月3日(新暦4月3日)に行われます。
九州地方では、ひな祭りは新暦を用いる事が多いようで、行事に力を入れている地域もあります。
九州地方の沖縄県では、年中行事に旧暦を活用しているため、ひな祭りは旧暦の3月3日に行われます。
雛人形を飾る時期に地元の人形店などに問い合せてみるのもいいですね。
各地域の風習に合わせて飾られてみてください^^
雛人形はいつから飾る?関東地方の時期と期間
関東地方のひな祭りは新暦の3月3日に行われるのが一般的ですね。
ではいつから雛人形を飾るのかと言いますと・・・。
関東地方の雛人形を出す(飾る)時期は、
立春(節分の翌日、2月4日ごろ)から2月中旬にかけてと言われています。
遅くてもひな祭りが始まる1週間前までに飾るようにしてください。
また、一部の地域では2月19日の雨水(うすい)の日に飾ります。
この日に飾ると「良縁に恵まれる」と言われており、ひな祭りに最適な縁起が良い日です。
雛人形を長く飾って楽しみたい方は2月4日頃から約1ヶ月間ほど飾ったり、
ひな祭りを旧暦に合わせて4月3日に行い、その日まで飾っておく方もおられるようです。
一般的には3月3日のひな祭りが過ぎたら、
天気の良い日を選んで片付けると良いとされています。
雛人形はいつから飾る?関西地方の時期と期間
関西地方のひな祭りは旧暦3月3日(新暦4月3日)に行われるのが一般的です。
ではいつから雛人形を飾るのかと言いますと・・・。
関西地方の雛人形を出す(飾る)時期は、
新暦の3月2日頃の吉日から飾るのが習わしのようです。
吉日は六曜でいうところの大安や友引などですね。
雛人形は新暦の4月3日頃まで飾るので、約1ヶ月は楽しめますね!
関西地方でも、ひな祭りが過ぎたら天気の良い日を選んで片付けるようにします。
雛人形はいつから飾る?九州地方の時期と期間
知らなかったのですが、
九州地方では「ひなの国九州」というキャッチコピーを掲げるくらいひな祭りの行事を大切にし、
春の九州の風物詩として各地域で色んなイベントが開催されているようです!
特に有名なのが福岡県柳川市で開催される『柳川雛祭り さげもんめぐり』で、
水上パレードや流し雛祭りなど数多いイベントを楽しむことができます。
毎年2月中旬頃~4月3日まで開かれ、多くのご家族で賑わっているようです。
出典:https://www.welcomekyushu.jp/
つるし飾りがとても華やかで風情がありますね♪
福岡県の人形店のホームページには
「立春過ぎから二月中旬の日が良い日に飾る」
「『雨水の日』(2月19日頃)に飾る」と説明がありましたが、
九州地方の場合、雛人形をいつから飾るかは地域によって様々のようです。
沖縄県は旧暦行事が多く、雛祭りも旧暦3月3日(新暦4月7日頃)に行います。
沖縄のひな祭りには雛人形を飾る風習はなく、
各地の海岸やビーチで女性や女の子が手足を海に浸して身を清め、健康を祈願します。
出典:https://www.ryukyumura.co.jp/official/blog/entry/823/
この伝統行事を「浜下り(はまうり)」と言います。
こちらもとても風情がありますね。
雛人形を1月に飾る地域がある?
雛人形を飾る時期について調べていると、
「雛人形を1月に飾る」というワードが目に止まりました。
さすがに1月からは早くない?と疑問に感じつつ調べてみると、
四国や京都などの人形店のホームページにしっかりと
「一般的におひな様の飾る時期は1月の松が明けてからと言う地方が多いようです。」
「かわいいお子様のために、一月半ば過ぎの佳き日に飾られる方もいらっしゃいます。」
といった説明がありました!
東海地方なども風習によっては
1月の松ノ内が終わった後の8日以降から飾り始める地域があるそうです。
※松ノ内とは門松が飾られている間のこと。
ただ、日本には「節句飾りの三月掛け(みつきがけ)は良くない」とする風習があるようです。
これは『 お祝い事は3ヶ月にかけては行わない 』とされている風習ですが、
地域の人形店のホームページによると
「もし気になさらないようであれば、早めに飾ってあげた方がお人形さんもお子さんも喜んでくれると思います。」
とのこと。
たしかにかなり長い期間雛人形を楽しめるのでお子さんも嬉しいでしょうね!
3月3日のひな祭りが終わったら早めに片付けるようにすれば大丈夫ではないでしょうか。
雛人形を旧暦8月1日に飾る地域も!
いろいろ調べてみると、
近畿地方にある「兵庫県たつの市御津町室津地区」では
八朔(旧暦8月1日)の8月25日頃~9月23日頃がひな祭りの時期になり、
雛人形も八朔の日に飾るようです。
こんな暑い時期に飾るなんて、ちょっと不思議だと思いませんか?
なんでも、1566年1月に室津の室山城の次男が結婚式を挙げた日に急襲をされてしまい、花嫁が亡くなったのだとか。
室津の人々はこの出来事を悼み、旧暦8月1日の八朔の日に雛人形を飾るようになったのがきっかけのようです。
四国地方にある「香川県三豊市仁尾町」も同じような理由で、八朔(はっさく)にひな祭りが行われています。
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いかがだったでしょうか。
地域によって雛人形を飾る時期は様々ですが、子供の健やかな成長を願い楽しいひな祭りをお過ごしください^^
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以上、「雛人形はいつから飾る?九州や関東など地域による時期・期間の違い」をご紹介しました。
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