「だし」のとり方を覚えたら、次は基本の味噌汁の作り方を覚えましょう。
とはいえ、コツさえ覚えてしまえば、作り方はいたって簡単です。
今回は、簡単で美味しいお味噌汁の基本の作り方と、味噌汁には欠かせない吸い口の紹介をしたいと思います。
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味噌汁の基本の作り方
味噌汁の基本の作り方(文章でコツをつかむ)
①お味噌の量はどれくらい?
だいたい1人前で大さじ1、2人前で大さじ1・2分の1~2くらいが適量になります。
好みで味を調整するのは良いですが、塩分の摂り過ぎには注意してくださいね。
ご家族に高血圧の方がいる場合は、減塩タイプにするのもいい考えです。
②具材を煮る順番は?
具材の種類によって、煮る順番が変わります。大根や人参などの根菜類や、じゃがいもなどのイモ類は火が通りにくいので先に入れて煮ます。
だいたい3分~5分くらい煮たら、一つ取り出してさいばしで硬さを確認し、まだ少し硬さが残っているうちに他の煮えやすい具材を加えると、全体的に均等に火が通って美味しくなります。
魚や肉類を入れる時は、最初に10分くらい煮ることで、火が通り、だしも出て美味しくなります。
入れる順番としては、肉類(10分)→根菜類(3~5分)→柔らかい具材(3分)
この順番を目安にして作ってみてください。
ただし、豆腐とワカメ、ネギなどの薬味は、味噌を溶き入れた後にいれてください。そのほうが素材の風味が活きて美味しいですよ。
③味噌を入れる時は?
全部の具材が煮えて、だし汁が沸騰していたら、一度弱火にし、沸騰がしずまったら味噌を溶き入れます。
④味噌を入れた後は?
味噌を溶き入れたら、再び火を強めて、湯が沸騰する直前で火を止めます。
完全に沸騰してしまうと、せっかくのお味噌の風味が飛んでしまうので、必ず沸騰する前に止めてくださいね。
味噌汁の基本の作り方(画像で確認する)
お味噌の量は、1人前で大さじ1が適量(ただし、「だし」や「味噌」の種類で濃度が変わるので、適量より少なめで味見をしながら作るほうが、失敗が少ないと思います。)
↓
具材を煮る順番は、根菜類・イモ類を先に煮ていきます。
だし汁に具材を入れて強火にし、沸騰したらアクが出てくるので、おたまやアク取りで取り除きます。
アクを取った後は、強すぎない中火で3~5分煮ます。
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次に柔らかい具材を煮ていきます。
(上の画像では、しめじと玉ねぎを追加しています。)
新しく具材を追加したら、再び強めの火にかけます。新しい具材からもアクが出てくるので取り除きます。
アクを取った後は、再度中火にして3分程煮ます。
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全ての具材が煮えたら、ここで一度弱火にして沸騰を鎮めます。
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赤味噌や白味噌などは味噌カスが残らないので、おたまで溶かし入れます。
麦味噌の場合は、みそこし器を使ってお味噌を溶かしていきます。十分に溶かしたら、網の底の方に味噌カスが残るので、取り除きます。
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お味噌を入れた後、再び火を強めます。上の画像のようにフツフツとしだしたらすぐに火を止めます。
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美味しいお味噌汁の出来上がり♪
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味噌汁の名脇役、吸い口について
美味しいお味噌汁が完成したら、吸い口にも目を向けてみましょう。
吸い口とは、吸い物に添える薬味のことです。味をひきしめ、香りを加えることで、みそ汁がさらにおいしくなります。
引用:『食べるみそ汁と手作りみそ』しらいしやすこ 料理/レシピ制作(2009)ブティック社
代表的な吸い口を下の表にまとめましたので、参考になさってください。
(※表は横スクロールできます。)
名称 | 切り方 | 特徴 |
青ネギ | 小口切り | 風味豊か、味がしまる |
しょうが | すりおろす、針しょうが | 香りよい、魚や肉の臭みを消す |
長ネギ | 小口切り、白髪ネギ | 生は辛味、煮ると甘くなる |
ゆず皮 | すりおろす、みじん切り | 爽やかな香り、上品な風味 |
みょうが | 千切り、小口切り | 風味豊か、特徴的な味 |
大葉 | 千切り、みじん切り | 優しい風味、香りよい |
三つ葉 | 茎はみじん切り | 清々しい風味、香りよい |
七味唐辛子 | ふりかける | ピリッとした辛味、味がしまる |
白ごま | する、指でひねる | ふんわりした風味、コクが出る |
吸い口は、ひと手間加えるだけでお味噌汁がぐんと美味しくなりますので、ぜひ色々試してみてください。
まとめ
というわけで、今回はお味噌汁の基本の作り方の紹介でした。
コツを覚えたら、簡単に作れるようになりますので、是非楽しんで作ってみてくださいね。
では、またお会いしましょう~。