お味噌が安売りされていると、ついまとめ買いしたくなりますよね。
でも、賞味期限が気になるし、まとめ買いしても大丈夫かな・・なんて思ったことはありませんか?
また、一人暮らしの方は調味料の減りが遅いということもあるかもしれません。
そんな時、なるべくお味噌の美味しさを損なわずに保存できたらいいですよね。
そこで今回は、
お味噌の開封前、開封後の保存方法やポイント
についてまとめましたので紹介します。
Sponsored Links
目次
味噌の種類で賞味期限はどのくらい違うの?
味噌は米味噌・豆味噌・麦味噌・合わせ味噌など、色んな種類がありますね。
では、お味噌の種類によってどのくらい賞味期限に違いがあるのでしょうか?
一般的に、麹の割合が高いものや、塩分の量が少ない味噌ほど期限が短くなります。
麹の割合が高くて塩分量の少ない、
つまり賞味期限が短い味噌は、米味噌の場合は甘味噌で、麦味噌の場合は色が淡色の甘口味噌になります。
反対に、辛口になるほど塩分量が多くなるので、期限は長くなります。
全国味噌工業協同組合連合会が提示している賞味期限の基準は次のようになります。
●米味噌
甘→3~6か月
辛口→3~12か月
●麦味噌→3~12か月
●豆味噌→6~12か月
●調合味噌→3~12か月
引用:柏井久深子編(1999)『味噌』P90 柴田書店
なるほど、米味噌の甘以外は約1年くらいが賞味期限になるんですね。
1年が長いのか短いのかは使用する頻度の違いで人それぞれということになりそうです。
米味噌の甘口タイプを買うときは、記載されている期限内に使いきれる量か考慮したほうがよさそうですね。
※味噌の種類や特徴(味・塩分)についてまとめた記事が、以下のリンクよりご覧になれます。
味噌はもともと保存食品なので、密閉包装をしていれば腐ったりすることはないようです。
ですが、一度開封するとどうしても品質や風味が少しずつ落ちてきてしまいます。
お味噌は風味が大切なので、記載されている賞味期限をめやすに使いきれるよう、購入するときは少量ずつ買ったほうがよさそうです。
味噌の開封前と開封後の保存方法について!常温・冷蔵・冷凍どっち?
あなたは、自宅のお味噌を常温・冷蔵・冷凍どちらで保存していますか?
味噌は、開封後は基本的に冷蔵庫で保存したほうがいいんですよ。
なぜかというと、味噌は麹を使った発酵食品のため微生物が生きているので、なるべく空気に触れさせず、発酵を抑えたいからです。
空気に触れると雑菌(好気性菌)の繁殖を促してしまい、品質や風味が落ちてしまうのです。
また、開封前でもなるべく冷蔵庫に保存したほうがいいと思います。
味噌は温度が高くなると変色しやすくなり、長期保存するほどだんだんと色が濃くなってくるからです。
下の写真は同じ銘柄の味噌を同じ日に買ったものです。
上は冷蔵庫で保存、下は常温で保存していました。
(1~2ヶ月くらい保存していたと思います)
あきらかに色が変化しています・・・。
違う種類のお味噌みたいですが、間違いなく同じ味噌です。
箱に記載されている賞味期限も1日違うだけです。
保存方法が違うだけでこんなに変色するなんて、ちょっとびっくりですよね!
ちなみに、きちんと密閉包装をして保存していれば、変色しても栄養成分が変わることはないのだそう。
ただ、風味は落ちる可能性があるので、冷蔵庫で保存することをオススメします。
また、お味噌は冷凍庫での保存も可能です。およそ1年間を目安に保存できます。
しばらく使わないという方は冷凍庫で保存もいいかもしれませんね。
スポンサーリンク
お味噌の容器(箱タイプ・袋タイプ)による保存のポイントは?
買ったままの容器でそのまま保存する人が大半だと思いますが、
なかには袋詰めされた味噌を買ったり、家の容器に移し替える場合もあるかと思います。
そんな時も鮮度を保ちながら保存したいですよね。
そこで、容器のタイプによるお味噌の保存方法のポイントをまとめてみましたのでご紹介します。
ポイント
●袋詰めの味噌を使ったあとは、毎回袋の中の空気をできるだけ抜き、袋の口をしっかりと止めておきましょう。
●家の容器に移し替えるときは、味噌の表面にラップ紙を置きましょう。
●市販の容器で保存するときも、紙のシートは捨てずに被せたままにしておきましょう。
できるだけ空気に触れさせないように保存することが、美味しさを維持するポイントになります。もちろん保存先は冷蔵庫ですよ☆
味噌の袋がふくれる原因や水分について
袋タイプのお味噌がいつのまにかふくらんでいた!という経験はありませんか?
袋詰めの味噌の袋がふくれる原因は、酵母の働きにより炭酸ガスが発生するからと言われています。
品質に問題はないですが、できたら穴を開けてガスを逃がしたほうがいいようです。
また、味噌の表面に浮き出てきた水分が気になるという方もいるかもしれませんね。
実は、お味噌は45%もの水分を含んでいるため、
その水分が味噌の表面に出てくることがあります。
この水分はうまみ成分を含んでいるので、捨てずに味噌と混ぜて使ってください。
「家にお味噌を入れておく容器がない...」という方は、こちらの『角型みそポット』はいかがですか?
こちらの『角型みそポット』は、きちんと密閉してくれる蓋が付いているので、お味噌の酸化や乾燥を防いでくれます。
お味噌が長持ちしますよ♪
さらに、スーパーで購入したお味噌をパックごと、この容器に入れて保存できたり、袋入りの味噌もそのまま袋ごと保存できるのでとても便利です。
お味噌の関連記事はこちら!
お味噌の栄養成分を知って健康に役立てよう!
-
味噌の栄養効果がすごい?健康をサポートする栄養成分の種類とは?
みなさんは毎日の食事に、どのくらいお味噌を使った料理を食べていますか? 和食が好きな人は、味噌汁を毎日飲むのが当たり前ということもあるかもしれませんね。 私は夕食に味噌汁を作ったり、時々炒め物で調味料 ...
お味噌汁の出汁の取り方はコチラ!
-
味噌汁の出汁(だし)の簡単な取り方をご紹介!基本の鰹節・昆布・煮干の取り方は?
お味噌汁を食べるとなんだかほっとしませんか。 お味噌汁がない食事ってなんだか物足りない気がするのは私だけでしょうか。 今回は、そんな美味しいお味噌汁にとって、なくてはならない存在の「出汁(だし)」の取 ...
いかがでしょうか。「味噌の賞味期限と保存方法について」紹介しました。
開封前の味噌もなるべく常温で保存せずに、冷蔵や冷凍で新鮮なうちに使いきれるように気をつけてみてくださいね☆