鯉のぼりはいつからいつまで飾る?2023年の出す時期や飾り方とは?

2019年3月19日

5月5日は子供の日(端午の節句)ですが、子供の日に欠かせないものといえば「鯉のぼり」です。

今回は、鯉のぼりはいつからいつまで飾るのかについてご紹介します。

2023年(令和5年)の飾る時期や片付けるのに適した時期はいつなのか?

ぜひ、こいのぼりを出す前に確認してみてくださいね!

鯉のぼりの飾り方や洗濯方法もご紹介しています♪

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鯉のぼりの由来や飾る意味

鯉のぼりの由来や飾る意味
出典:Wikipedia-「こいのぼり」

鯉のぼりの起源は室町時代までさかのぼります。

当時、武家の間では男の子が生まれると端午の節句のお祝いに「旗差物(はたさしもの)」と言われる家紋のついた旗をかがげて飾っていたそうです。

 

江戸時代になると、端午の節句は庶民に広がり娯楽化され、

「武者幟(むしゃのぼり)」と言われる武者や昇り鯉を描いた旗が登場。

鯉は滝を勢いよく登ることから、「鯉の滝登り」と呼ばれる立身出世のシンボルだからです。

この旗が時代の流れの中で徐々に現在の鯉のぼりの形へと変化していったのだそうです。

 

なので、鯉のぼりを飾る理由は、

鯉を幟(のぼり)にすることで「鯉の滝登り」のように男の子の出世と健やかな健康を願う意味が込められています。

 

鯉のぼりはいつから飾る?2023年(令和5年)の出す時期

鯉のぼりはいつから飾る?2023年(令和5年)の出す時期

毎年、男の子のいるご家庭では5月の端午の節句の時期が近づくと

「そういえば、鯉のぼりっていつから飾るんだっけ?」

と気になると思います。

 

本来、鯉のぼりを飾る時期には決まりはないと言われています。

 

ですが一般的には4月中に飾り、5月上旬にしまうご家庭が多いようです。

 

また、どうせ飾るなら縁起の良い日に飾りたいと、大安吉日を選んで出すご家庭もあります。

 

少数派ではありますが、旧暦の端午の節句の時期(6月5日)に合わせて飾る地域もあるようです。

 

このように、地域に合わせて飾ったり、縁起の良い日を選んだり、鯉のぼりをいつ飾るかは個人の自由になります。

 

春のお彼岸が過ぎてから飾る?

鯉のぼりを飾る時期に決まりはないと言いましたが、

日本では、昔から祝い事や飾り行事がかぶることは避けた方が良いとされているようです。

 

端午の節句のひとつ前の行事は春のお彼岸になります。

地域によって多少時期に違いはあるものの、2023年(令和5年)のお彼岸は3月18日(土)~24日(金)頃ですので、

お彼岸が終わった3月下旬頃から飾る地域もあるようです。

 

なので、

「鯉のぼりは出来るだけ長く楽しみたい。」

「早めに飾りたい」という方は、

お彼岸が過ぎた25日以降の3月下旬頃から飾るといいかもしれませんね。

 

鯉のぼりを大安の日に飾る場合(2023年はいつ?)

男の子の健やかなる成長を願って鯉のぼりを飾るのだから、飾る時期にもこだわりたい!という方もいるかもしれません。

その場合は、ぜひ大安の日を選んで飾られてはいかがでしょうか?

 

一般的なカレンダーなどの暦には、

「大安」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「赤口」といった6種類の曜が記されています。

これは、日本の有名な暦法の一つである六曜で、暦上の日を吉凶日で分けたものになります。

 

大安は「大安吉日」「万事に進んでよし」「大いに安し」という意味があり、特徴は次の通り。

「大安の日」の特徴

●何をやっても順調に事が進む
●六曜の中で最も縁起が良い
●お祝いの日に適している
●勝負事にも強い日

 

大安は主に冠婚葬祭などの日取りを決める際に使われますが、

伝統行事の飾り物にも縁起を担ぐ意味合いで取り入れるご家庭もあるようです。

 

それでは、2023年(令和5年)の春のお彼岸が過ぎた頃~端午の節句(5月5日)までの「大安の日」はいつなのかまとめてご紹介します!

2023年春のお彼岸以降~5月5日までの「大安の日」

2023年3月25日(土)
2023年3月31日(金)
2023年4月6日(木)
2023年4月12日(水)

2023年4月18日(火)
2023年4月22日(土)
2023年4月28日(金)
2023年5月4日(木)

 

こう見ると結構たくさん大安の日があるように感じますね。

中には「5月に入ってからでもいいんじゃない?」なんていう面倒くさがりやさんもいるかもしれないですが、

実は、鯉のぼりを飾る理由のひとつに「魔除けや厄払い」の意味もあるのだそう。

なので、あまり短い期間だけ飾るのは避け、やはり4月中には出すようにしましょう。

 

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鯉のぼりの飾り方と注意点

鯉のぼりの飾り方と注意点

鯉のぼりを飾る方角も特に決まりはありませんが、

五月晴れの青い空を「川」に見立てて鯉を泳がせるため、昔から鯉のぼりは外に飾るものといわれています。

綺麗に晴れた空に悠々と泳ぐ鯉のぼりは見ているだけで気持ちがいいものですが、このような意味があったのですね。

 

また、外に飾る理由には他にも「神様に気づいてもらうため」や、

先ほども説明したように「魔除けや厄払い」という意味もあります。

 

最近では部屋の中に飾るご家庭も増えているようですが、正しい飾り方としては「外に飾る」が正解。

 

ただし、ベランダや軒先での作業はおもわぬ事故につながる可能性があるため、

できるだけ風の少ない、晴れた日を選んで飾るようにしてくださいね。

決して子供だけで飾るのはNGです。(子供の成長を願って飾るためのものなので、子供が飾るご家庭はいないとは思いますが(^_^;)

 

鯉のぼりを飾ったあと、雨の日・強風・夜はどうする?

鯉のぼりは風にのってなびく姿が綺麗ですが、

特に風が強すぎる日はバタバタうるさかったり、矢車が回る音が響いてご近所迷惑に!なんてことにもなりかねません。

特にマンション住まいの場合は、下の階や隣の方がうるさく感じていないか気になりますよね。

 

周囲とのトラブルを避けるためにも、風が強い日には出さないようにしたり、

夜の静かな時間帯には部屋の中に入れるようにしたりしましょう。

 

雨の日に鯉のぼりが濡れて、しずくが下の階に落ちてしまう事も考えられます。

雨の日もできたら控えるようにした方がいいかもしれません。

 

少し配慮するだけで、お互いに気持ちよく過ごす事ができますね^^

 

鯉のぼりはいつまで飾る?2023年(令和5年)の片付ける時期

鯉のぼりは、雛人形のように「行事が終わったらすぐに片付けないと今期が遅れる」という逸話はありません。

一般的には、端午の節句が終わったあとの、5月半ば頃にしまうご家庭が多いようです。

中には5月いっぱいまで楽しんでから片付けるご家庭も。

 

ただし、しまう時期に決まりはないものの、遅くても梅雨入り前には片付けるようにしたいものです。

調べてみると、2023年の梅雨入り(関東地方)は6月1日~6月16日頃といわれています。

なので、やはり6月に入る前には片付けるようにした方が良さそうですね。

 

片付ける際は、湿度が高い日(天気が悪い日)を避ける事が大切。

よく晴れて乾燥した日に片付けるとカビの発生が抑えられ、こいのぼりが長持ちします。

なので、2023年の鯉のぼりを片付ける時期は、「5月半ば~下旬までの晴れた日」ということになります。

 

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鯉のぼりは何歳まで飾る?

鯉のぼりは何歳まで飾る?

鯉のぼりは何歳まで飾るのかという時期にも決まりは無く、

一般的には「子供が喜ぶ年齢まで飾る」という場合が多いようです。

なので、年頃になっても子供が喜ぶのであれば飾り続けて大丈夫です。

 

それでは、今後はもう飾る機会がないという場合にはどうしたら良いのでしょうか。

子供の日の楽しい思い出が詰まった鯉のぼりなので、いらなくなったらゴミ箱へ、というのもなんだかもったいない気がします。

 

知り合いに譲るのが一番いい気もしますが、

譲るあてがない場合は、自治体に寄付するのはどうでしょうか。

また、お寺などで供養してもらう事もできるようですし、

中にはリサイクルやフリーマーケットなどに出す方もいるようです。

 

ご自身の一番やりやすい方法で処分なさってみてくださいね。

 

鯉のぼりを片付ける際の洗濯方法

鯉のぼりを片付ける際の洗濯方法

鯉のぼりは元々屋外用の飾りのため、雨風に耐えられるような作りになっています。

ですが、片付ける頃には雨や風で結構汚れている場合が多いはず。

洗濯して綺麗な状態にしてあげると、来年も気持ちよく使うことができますよ!

 

こいのぼりの洗い方

①こいのぼりの大きさに応じ、浴槽や大きめのタライに水を張り、中性洗剤を溶かします。

②こいのぼりをその中に浸け置き、優しく手洗いします。(長時間置くのは避けましょう)

※強くゴシゴシと洗わないようにしましょう。生地が傷んでしまう原因になります。

③水を替えながら、汚れた水が綺麗になるまで優しく濯ぎます。

④優しく水気を切って、風通しの良い日陰に干します。

※優しくシワを伸ばした状態で干すと綺麗になります。

⑤完全に乾いたら、シワにならないように綺麗にたたんで保管しましょう。

 

以上が、鯉のぼりの洗い方の説明になります。

 

中には洗濯に向かない鯉のぼりがあるかもしれないので、

手洗いする際は、念のためきちんと素材を確認してから洗うようにしてください。(購入時の説明書を見ると早いです)

決して漂白剤の入った洗剤は使わないように注意してくださいね。

また、ほとんどの鯉のぼりはナイロンやポリエステルでできているので、防虫剤は必要ないそうです。

 

まとめ

以上をまとめると次のようになります。

・鯉のぼりはいつから飾る?
→お彼岸以降~4月中に飾る

・鯉のぼりを飾るタイミングは?
→天気の良い日や、大安の日に飾る。
(2023年の大安は3月25日・31日、4月6・12・18・22・28日、5月4日)

・鯉のぼりを片付ける時期は?
→5月半ば~下旬までの晴れた日

 

2023年(令和5年)の鯉のぼりを飾る時期、片付ける時期の関連記事はコチラ!

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「鯉のぼりはいつからいつまで飾る?2023年の時期!3月の地域もある!?」の説明は以上になります。

ご家族で楽しい子供の日をお過ごしください♪

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